令和6年 インフルエンザワクチン接種案内

令和6年度から、インフルエンザワクチンは従来からの注射ワクチンに加えて2〜18歳の方は点鼻ワクチン(フルミスト)の接種が可能となりました。

予約受付開始:10月3日(木)AM9:00から

接種期間:10月10日(木)〜12月28日(土)

予約枠に限りがあるため、当院に受診歴がある方とそのご家族、大府市在住の中学3年と高校3年相当の年齢の方、65歳以上でかかりつけ医がない方に限らせていただきます。

フルミストの予約は個別対応となります。B)フルミストの場合の説明をご覧ください。

A) 注射のワクチン(不活化インフルエンザHA)の場合

接種対象:6か月以上の方

予約方法:注射のワクチンの場合:WEB予約:https://junban.com/midori/

※WEB予約の操作方法はこちらをご覧ください

予約入力には診察券番号が必要です。診察券がない方は受付までお問い合わせ下さい

(代表電話:0562-46-1580)

接種回数と接種料金(税込み)

・6か月〜13歳未満の方: 3 〜4週間隔で2回接種     1回目 3500円  

1回目の予約の時に2回目の予約も入れてください     2回目 2500円

他院で1回接種され当院で2回目だけの接種の方は当院1回目にて3500円となります

・13歳以上の方:                   1回接種 3500円

中学3年相当の年齢〈令和21年4月2日〜平成22年4月1日生まれ〉の方と

高校3年相当の年齢(平成18年4月2日〜平成19年4月1日生まれ)の方は、

大府市のインフルワクチン予診票持参(2000円の補助)で自己負担1500円
(10月15日〜)

・65歳以上の方:大府市のインフルワクチン予診票持参で1回接種 1000円

・卵アレルギーがある方:接種後30分観察をお願いする場合があります

・妊娠中の方:できるだけ産婦人科での接種をお願いします

注射接種スケジュール  

接種時間帯

8:30〜9:00

15:00〜15:30

17:00〜17:15

17:45〜18:00

(フルミストの予約は携帯電話で個別に受付けます)

17:45からの枠は主に中学生以上の方が対象です。

6か月〜13歳未満の方は、なるべく8:30、15:00,17:00の枠をご利用下さい。

予約の変更:インターネットでの予約変更は予約日の2日前まで可能です。

前日又は当日の変更は必ず電話で連絡してください。

予約日前に体調が悪くなられた場合は早めに受診して治療しましょう。

接種当日持参していただくもの

1)予診票:大府市から交付された予診票がある方はそれに記入して持参
 
その他の方は、予約画面の予診票をダウンロードして御記入下さい(受付でも入手可能)

2)健康保険証と診察券

3)接種料金と補助券(勤務先から交付されていればご持参ください)

4)母子健康手帳(お子様は他のワクチンとの間隔を確認するために必ず必要です)

   

B)フルミスト点鼻液(フルミスト)の場合 :

経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト」とは

フルミストは、鼻の中にスプレーするタイプの新しいインフルエンザワクチンです。以前より海外では使用されていたワクチンですが、やっと日本でも使用できるようになりました。

左右それぞれの鼻へワクチンをスプレーします。
従来の注射の皮下接種ワクチンとは異なり、痛みを感じにくく、接種は1回で完了します。
2歳〜19歳未満の方が対象です。

お子様さまにとっては痛くないので、うってつけのワクチンです。
生ワクチンですので、効果持続期間も長く抗体は6ヵ月以上維持できるそうです。
ただ、鼻腔にスプレーするため、鼻汁が沢山でていたり詰まっていたりすると効果が落ちてしまいますので、気をつけなくてはいけません。

生ワクチンで注射の場合と対応が異なるためフルミストは個別予約制となります

対象年齢:2歳以上19歳未満

接種方法:各鼻腔に1回噴霧

接種料金(消費税込み): 8000円

中学3年と高校3年に相当する年齢で大府市のインフルワクチン予診票を持参の方は6000円で接種できます

フルミストについての下記説明をお読み頂いた上で、
ご希望の方はフルミスト予約専用電話(090-9945-1580)へ下記の時間内にお電話下さい。

 火、水、木、金曜日10:30〜12:00 

 火、木、金曜日15:00〜16:00でお受けしま

仮予約受付後に来院いただき、接種日の確定、接種料金のお支払後、フルミストの問診票をお渡しして正式予約となります。

接種をキャンセルされた場合は申し訳ありませんが返金はできかねますのでご了解ください

接種当日持参していただくものは注射のワクチンの時と同様です

注射と点鼻のインフルエンザワクチンの比較をまとめてみました

ワクチンの種類

皮下注射のワクチン

鼻腔噴霧型ワクチン(フルミスト)

内容

不活化ワクチン

(ウイルスの伝播無)

生ワクチン

(飛沫や接触によりワクチンウイルスが接触者へ伝播の可能性有)

接種方法

皮下注射(痛み有)

点鼻(痛みはほぼないが、点鼻を嫌がる児には不適)

対象年齢

生後6か月以上

2歳以上19歳未満

接種回数

13歳未満  2回

13歳以上1回又は2回

1回(左右の各鼻腔に1噴霧)

両者間予防効果比較(海外)(※1)

インフルエンザの予防(有意差なし)

インフルエンザの予防(有意差なし)持続期間は長い可能性あり

喘息のある方

推奨

米国では喘息又は喘鳴の既往歴がある2〜4歳児への接種を推奨しない

免疫抑制剤使用中又は中止後6か月以内の方、免疫不全の方がおられる場合

推奨

推奨しない(水平伝播の可能性があるため)

ゼラチンアレルギーがある方、、鶏由来の物にアレルギーを呈する方、免疫不全、無脾症、ミトコンドリア脳筋症の方、中枢神経系の解剖学的バリアー異常がある方(※2)

推奨

推奨しない(安定剤として精製ゼラチンを含有しているため)

国内の添付文書では鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のものにアレルギーを呈する恐れのある方は接種要注意者に分類している。

サリチル酸系医薬品(アスピリン等)ジスロフェナクナトリウム、メフェナム酸内服中

推奨

ライ症候群、インフルエンザ脳炎、脳症の重症化との関連性を示す報告がある

(※1)注射のインフルエンザワクチンとフルミストの予防効果は注射とほぼ同等との海外の
    調査報告があります

(※2)人工内耳埋め込み術を受けている内耳の先天性形成不全、持続的な脳脊髄液の交通等

フルミスト接種後の副反応として

発疹 (1%未満) 鼻閉、鼻漏(59.2%)、咳嗽、口腔咽頭痛、頭痛(10%以上)、発熱、筋肉痛、インフルエンザ(10%未満)、鼻出血(1%未満)等の報告があります

その他の注意:

フルミスト接種後は鼻咽頭分泌物中にワクチンウイルスを最長3〜4週間排出する可能性があります。実際、重篤な疾患との関連は報告されていないものの、フルミスト被接種者から未接種者へのワクチン由来ウイルスの水平伝播が報告されています。

国内の添付文書には、「飛沫又は接触によりワクチンウイルスの水平伝播の可能性があるため、ワクチン接種後1から2週間は、重度の免疫不全者との密接な関係を可能な限り避けるなど、必要な措置を講じることを被接種者またはその保護者に説明すること」と記載があります。
フルミスト接種後一定期間は本剤由来のワクチンウイルスがインフルエンザの迅速検査で陽性反応を呈する可能性があります。

注射のワクチン、フルミストのいずれの場合も以下の場合は接種不適当者となり、接種を受けることはできません

1)明らかな発熱を呈している方

2)重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方

3)接種ワクチンの成分によってアナフィラキシーを呈したことが明らかな方

4)上記に掲げる方の他、予防接種を行うことが不適当な状態にある方